フィルムカメラは実は安く簡単に始められる! 使い方&おすすめ3選

「フィルムカメラって味わいがあって面白そうだけど、難しそうだしお金もかかりそう…」と思ってるみなさん、おはこんばんちは!!

最近10年ぶりにフィルムカメラブームが再燃しているえつをです!

1,000円あればとりあえず楽しめるから!!
2万円あったら結構がっつり楽しめるから!!

カメラの知識(絞りとかシャッタースピードとか)があまりなくても撮れるし、なんなら撮りながら少しそのあたりも理解できるようになる…そんな魅力的なフィルムカメラ。

実はデジカメよりも初心者に優しく、温かい魅力で溢れているのでぜひ紹介させてほしい。

実際に3つとも私が愛用しているカメラも紹介します。
自分がカメラをどう楽しみたいかに合わせて選んでいただければこれ幸い。




フィルムカメラの魅力

フィルムカメラというのは、フィルム代と現像・プリント代(データ化DVD代)がかかるので、ぶっちゃけお金のかかる趣味である。
シャッターをきるたびにお金がチャリンチャリン…と落ちていくのがフィルムカメラ…。

カシャンと乾いたシャッター音が聞こえるたびに、「あぁ〜押しちゃった〜」というなんとも言えない背徳感に襲われる。
しかし、実はこれが快感なのである。
一枚一枚の重みがあるのだ。

しかも現像に出すまで、撮った写真は見られない。
その焦らしがまた、たまらなく快感なのである。

とまぁ、そんな変態にぴったりなのがフィルムカメラ。
ちょっと不便で、味がある。
失敗しているかどうかも、その場では確かめる術がないのだ。ワクワクしちゃうよね。

そんな中でも「あえて安いカメラ」がいい理由

  • フィルムカメラはランニングコストがかかるのでハードは安く抑えたい
  • 安いカメラは軽くて持ち出しやすい
  • 写りもチープだが、そこがエモい

くどいようだが、フィルムカメラは金がかかる
それだけでハードルが上がってなかなか始められない人が多いのが難点。

また、フィルムでもデジタルでも言えることだけど、重くて持ち出すのが面倒になったらマジでカメラの意味ない

だから、とりあえず軽くてコンパクトな安いカメラから始めてほしい。

そして、あえて安い方が、フィルムさながらのチープな味が楽しめるというメリットもある。
もうチープすぎて、なんだか失敗すら味?な気がしてくるのだ。

▼友人が写ルンですで撮影。なにこのまずそうなインドカレー。なんでフラッシュ焚いたんだ。

デジタルのように、「誰もがキレイに撮れるからこそ、撮る側のカメラの腕が求められる」とかいう洒落臭いしがらみがない。

実はフィルムカメラのチープさこそ、初心者でも楽しめる&なんかいい感じに撮れてる気がして、心地良いスパイスになってくれているのである。

写真撮るの上手じゃないし…って人ほど、フィルムの魅力にハマってほしい。
(ちなみにここを突き詰めていくと、トイカメラというまた別の沼がある。本当にカメラは怖い。)

とりあえずフィルムは35mmのものを

ちなみに問答無用で使用するフィルムは35mm(135フィルム)
市場にもっとも流通しており、購入も現像も一番安く扱いやすいからである。

今回も当然、135フィルムのカメラだけを紹介したい。

フィルム自体もメーカーやらなんやらこだわりだすと実はかなり沼が深いので、とりあえず安くて王道のフジカラーで写そ

間違いなく業務用がおトク。フィルムは消耗品なので、まとめ買いが賢いぞ。

おすすめフィルムカメラ3選

というわけで、135フィルムかつ、カメラの知識がなくても初心者が始めやすいフィルムカメラを3つご紹介。

自分がどう楽しみたいかに合わせて選んでみてね。

インスタントカメラ「写ルンです」

間違いなく、一番お手軽なのはこれ。
言うまでもなく、知識も技術も不要。
軽いし、フラッシュもついてる。暗くても撮れる。

専用の防水ケースに入れて夏は海、冬はゲレンデ。
子どもに持たせても面白い。
デジカメと併用したっていい。

誰でも、どこでも、写せルンです。
カメラとかよくわかんねぇって人はとにかくこれだ。

では、なぜインスタントカメラは誰でも撮れるほど簡単なのか。
それは、あらゆる値が「固定」されているから。

フィルム ISO400 135フィルム
撮影枚数 27枚
レンズ 32mm F10
シャッタースピード 1/140秒
撮影距離範囲 1m~無限遠
フラッシュ 有効撮影距離 1~3m

他のカメラと違って、絞りとシャッタースピードが固定なのが大きな特徴。
絞り(F値)が大きいので、背景がボケたりはしない。
広角で、ズームもしない。
1mより近づいて撮るとボケる。

だからこそ「誰でも同じように撮れる」
ちょっと不便で、簡単。
それがインスタントカメラ。

これってすごく魅力的じゃない?
みんなでインスタントカメラ持って、同じ場所に出かけて、どんな写真が撮れるか、お互いに後から答え合わせしても面白いと思うよ!

コンパクトカメラ「OLYMPUS-PEN EES-2」

「OLYMPUSのPENってあのミラーレスの?」って思う人も多いかも。
そう、1959年に初代が発売されたPENの歴史はとても長い。

私が持っているのは、1968年発売のEES-2。
フィルムのコンパクトカメラである。

まぁとにかく「EE」ってついてるシリーズがおすすめ。
(EESはめっちゃ大まかにだがピント調節が4段階できる)

レンズ 30mmF2.8
シャッタースピード 1/30秒,1/250秒 自動切り替え
撮影距離範囲 0.9m~無限遠
フィルム感度対応範囲 ASA25~400

まぁ、絞りをAUTOに合わせておけば撮れる。
暗すぎだよ〜ってなったら、「赤ベロ」と呼ばれるベロがファインダーにカシャっと現れて、自動でシャッターが切れないようになっている。
ある程度明るさがなければ撮れないが、失敗もない

今やデジカメでは、スマホとミラーレスに圧されて数が減っているコンパクトカメラ
その名の通りコンパクトで、インスタントカメラと同じ感覚で撮れるのでフィルムカメラ入門には持ってこいだ。

このEEシリーズも「買ったその日から、ボタンさえ押せばだれにでも写真が撮れるカメラ」というのがコンセプトらしく、インスタントカメラの延長と考えていい。

ただ、このEEシリーズは普通のコンパクトカメラではない。
ハーフサイズカメラと呼ばれる、従来の半分サイズの写真が撮れるカメラなのである。

普通の横向き写真1枚分で、縦向き写真2枚が撮れる。
つまり、フィルムの節約にもなるわけで、24枚撮りなら48枚、36枚撮りなら72枚と、倍の枚数撮れるわけ。
(フィルムにみっちり写真が詰まってるので、現像するとちょっと引く。)

どうしてもランニングコストがかかるフィルムカメラの中でも、この楽しみ方はめっちゃオトク
プリントする時は1枚に2枚印刷して組写真を楽しんでもよし、1枚ずつプリントしてもよし。

だからファインダーも縦向き。そのまま撮れば写真も縦向きだ。
普通のカメラだと縦向きにするのってなんだか面倒で、横向き写真ばかりになりがち
でも、実は縦向き写真って今のスマホと同じなんだよね。
なんか時代が追いついてきた感じする。逆に最先端な写真が撮れちゃうかも。

まぁ普通のコンパクトカメラでもいいんだけど、インスタントカメラと違う楽しみ方をしたい&フィルム1つで2倍楽しみたいって人にはOLYMPUS PENのEEシリーズだよ!
見た目もなんかカワイイよね。

一眼レフ「Canon AE-1」

最後に紹介するのはとっておきの一眼レフ、CanonAE-1。

一眼レフだからといっておののくことなかれ。
デジタル一眼レフ(以下デジイチ)よりもいじるところは少ない分、シンプルでわかりやすい。

初心者の人でもなんだかそれっぽく撮れるし、背景はキレイにボケるし、デジタルだと高額なフルサイズカメラっていうやつだし、何ならいじってるうちにカメラの知識もついちゃう。

カメラのこと、もっと知りたい!って人は一眼がおすすめだよ!!
なぜなら、現に私が10年前にこいつを買ったおかげで、感覚でマニュアル撮影できるようになったからである。

少しだけ重たいけど、デジイチほどではなく、持ち出しやすい。
単焦点レンズも非常にコンパクトなので、デジイチのようにごつごつとかさばらない。
先ほども触れたように、持ち出しやすさもカメラを選ぶ重要なポイントだよ。

露出計がついているため、シャッタースピードさえ自分で決めれば、あとは自動で絞りを決めてくれるという「シャッタースピード優先」のカメラ。
まぁつまりファインダー内の露出計見ながら針が暗すぎ・明るすぎに振り切ってなければ失敗なく綺麗に写るから安心してほしい。

ファインダー内の露出計見ながら絞りとシャッタースピードのバランス感覚も身につくため、慣れてきたら絞りもオートでなく、フルマニュアルで撮影できるようになるよ。屋外で曇りだからこのくらいかな〜とかわかる。

カメラに興味津々な人はぜひ!
だいたい1〜2万で手に入るよ。

とにかく始めてほしい

どうしてもランニングコストはかかる。
シャッターを切るたびに小銭が落ちる。

それでも、スマホのフィルターでは撮れない世界が撮れる。

失敗すら、ピンボケすら、なんだか愛おしい世界です。
構図とか知らんよ。コツとか知らんよ。初心者とか関係ないよ。

▼こんなん書いておきながら…。

料理の写真をもっと美味しそうに撮りたいみなさん、おはこんばんちは! めっちゃ美味しそうに撮ってめっちゃ美味しそうに食べるのが得意な、え...

ようこそ、フィルムカメラの世界へ。

沼は深いぞ。ずぶずぶずぶ…。

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