90年代に思いを馳せる懐古厨の話

小室サウンドを聴くとノスタルジーがこみ上げてきませんか。

20年以上前よ。30半ば〜40代の人は青春時代を思い出すでしょう。

アラサーは小学生。必死こいて聴いて曲を覚えたわけでもないのに、今聴くとあの頃の記憶がぼんやり蘇ってくる

音楽だけじゃなくて、脳みそのどこかに焼き付いたアニメやドラマ。言いたいことが言えないようなことがあると未だにPOISONしちゃう。

蘇るあの90年代の独特な空気感。何あれは。っていう主観的な90年代カルチャー(てかJ-POP)の話。




昨日レンタルしてきたCDと購入した漫画

今更になって自分で聴き返したいと思ってCD借りてきたら、全く目新しいものがない

スピッツ、ゆず、ドリカム、華原朋美、安室奈美恵、YUKI…。

YUKIだけは最近のCDだけど、元JUDY AND MARYだからね。まぁ90年代からいる人ということで。

別に聴いたことがないわけじゃない。ただ、TSUTAYAに行ったら今あらためて聴きたいベストアルバムたちがやたら目についた。最近90年代ブームきてるの?

購入した漫画もりぼん60周年記念で発売された『星の瞳のシルエット』と『姫ちゃんのリボン』の短編集。

懐かしい世界へもう一度飛び込もうとしている。そう、私は懐古厨。

最近の音楽がよくわからない

とは言いつつ星野源が好きなんだけども。

よくわからないっていうか多様化しすぎてもはや一つのカルチャーにはなり得ない。

音楽ジャンルも様々、J-POPの中にも様々。みんな好きなものがバラバラ。みんなで歌える歌って減ってきた。

J-POPはダサい、みたいな風潮さえ一部にある。最近のはまぁ…よくわからんけど、その「いわゆるダサさ」こそよくて。そのダサさを体現してるのが90年代J-POPだと思うんだけども。だから私はJ-POPが好き。

リバーブがかかりすぎたスネアのリズムを、ユーロビートなサウンドを、「本当にダサくてかっこ悪ィ〜!」と思うか、「ダサくてゾクゾクするやばみエモみ懐かしみ〜!」と思うか。

▼そしてそんなJ-POPの魅力を『YELLOW MUSIC』として表現し続けているのが星野源。

星野源のファンに対する姿勢のおかげで、好きなものを好きって言えるようになった。みんなも「好きだな」って思ったものには素直にファンだって言おうよ!

まぁ音楽のことなんて全く詳しくないけども。なんか好きなんだよ。

独断と偏見で選ぶ、エモみの高い90年代J-POP

「エモい」って思考停止っぽい語彙だけど、こみ上げる感情を一言で言い表せるので好きです。

『好きな曲』ではなく、個人的に『このサウンド、リズムが90年代のあの頃の記憶を蘇らせる!という曲』をご紹介。
歌いたくなる曲とは別。もう旋律とか音色にぐっときちゃう部分だけ。共感してくれたら嬉しいってだけの話。超順不同。

華原朋美『I’m Proud』
力強さと豪華なオーケストラとセピア色のPVと『届きそうで つかめない いちごの様に』という可愛い歌詞とその時の朋ちゃんの可愛さ。The90年代の宝。旋律の作り込みが複雑すぎる上に転調してどんどん盛り上がっていく、その度に力強さも増していく。すげぇよTK。

安室奈美恵『Don’t wanna cry』
歌詞も壮大だが黒人バックコーラスも壮大。なんかめっちゃ転調してる。ラストの上がり方とかすごい。TKサウンドは全部記憶に突き刺さってる。

WANDS『世界が終るまでは…』
こりゃあもうスラムダンクのせいだ!!!イントロの静かなところから上がってく感じヤバない?エレキギター入るところキューン!!ってする。エモーショナル。

Mr.Children『名もなき詩』
最初のギターの「ジャカジャーン」でもうダメです。涙溢れそう。私的究極の愛の歌。

DEEN『ひとりじゃない』
こりゃあもうドラゴンボールGTのせいよ。内容も最高に幸せな歌だと思う。あとDEENは『Memories』がお馴染みのDEENとは違う路線で、ラップなんかしちゃって絶妙にダサくて。良い。そして大黒摩季がコーラスに入ってる。

FIELD OF VIEW『突然』
突然歌が始まるあの感じね。爽やかな90年代って感じ。

globe『DEPARTURES』
globeはもうTKが凝縮されてるからね、90年代オブ90年代と言ってもいい。ごめん、もう言葉にできない。

Le Couple『ひだまりの詩』
『ひとつ屋根の下』だよね〜切なくなるよあんちゃ〜ん。『サボテンの花』もイントロのギターからグッとくる。

My Little Lover『Hello,Again~昔からある場所~』
帰りたくなる。昔からある場所に。(当時にそんな思い出はないのに)

SMAP『青いイナズマ』
SMAPってめっちゃ良くない?本当に楽しいし懐かしい。SMAPがぶっ続けでメドレー歌うやつすごい好きだった。またやってほしい。

Something ELse『ラストチャンス』
「雷波少年」だ。ほんと一生懸命さがどこか切なくてぐっとくる。猿岩石の『白い雲のように』も同様に。

相川七瀬『恋心』
ロックだけど切ない、みたいなやつ、この時代ならでは。かっこいい。PVもいいよね。

ZARD『マイフレンド』
これもスラダン。てかもう坂井泉水の声がね、ノスタルジーよ。ビーイング系もやっぱりどれも良い。

サザンオールスターズ『希望の轍』
もうほぼ80年代だけど。中学の頃に耳にして、なんだか懐かしい!と思ったら1歳の時よく親が聴いてたらしい。完全に記憶に刷り込まれている。サザンは特にそういうの多い。

玉置浩二『田園』
ドラマ『コーチ』って知ってる?浅野温子と玉置浩二が「サバカレー」で一発当てて缶詰工場立て直すめっちゃいいドラマ。エンディングで、広い田舎のグラウンドで草野球やってる中で流れてたのがこの曲。疾走感がほんとにたまらん。毎日何かをがんっばっっていりゃっっ!!

槇原敬之『もう恋なんてしない』
イントロからもう泣きそう。なんて言わないよ絶対。

TRF『BOY MEETS GIRL』
ケチャとかそのへんの民族音楽融合しながらもバリバリのTKサウンドで、もうほんと今すぐBOYとGIRLがMEETSしそうなワクワク感ある。

H Jungle With T『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』
うぉ〜うぉうぉ〜うぉうぉ〜つな〜い。これまたTKの転調がたまらんですよ。この歌詞、今になって染みるね。

KAN『愛は勝つ』
イントロからピアノのまっすぐな四分打ちの一定リズムで、心のど真ん中にストラーイク!って感じの応援ソング。コーラス入りっぱなしで豪華。歌詞は単純どストレート、転調で最後に念押しされる。しーん!ぱーい!ないからねー!!愛は勝つだなんて、今の若い人はそんなストレートには言えませんよ。

THE虎舞竜『ロード』
もう高橋ジョージのこと考えちゃうともう何も素直には聞けないけどさ。やっぱブルースハープは切ないよ…テールランプが並んでるの見るたびこの曲が頭の中で流れちゃう。歌詞が悲しすぎる。半分実話らしいよ。

今井美樹『PRIDE』
私は今〜。優しい歌なのに女性が恋とともに生きていく強さみたいなのも伝わってくる。寅泰のエレキギターが超綺麗だから聴いて。

Kiroro『長い間
Kiroroのピアノの切ないメロディがたまらんのはみんなもう知ってるでしょ。小学生ながらに切ねぇ…って思ってたけど、最近この歌は男女どっちも目線か!ってやっと気づいた。

平成が終わる

平成は90年代だ。

90年代こそが平成だ。

そんなこと言ってんのBBAだけかもしれんけど。

バブルの勢いで昭和から思いっきり抜け出した“90年代カルチャー”というものは、それはもうセンセーショナルで、平成という新しい時代をあっという間に彩って、今でもギラギラとしていて、当時まだ生まれていなかったような若い子も当時の音楽聴いてみちゃったりするほど確立された一つのカテゴリである。

いいともが終わって、SMAPが解散して、安室ちゃんが引退して、めちゃイケもみなさんも終わる。

平成のフィナーレを迎えた今、もう一度みんなが懐かしい世界へ飛び込み、思い出とともになぞる90年代の空気感。

私たちは90年代を忘れない。若者が元気でギラギラしていたあの時代を。

だめだ、好きすぎる。2018年になっても未だにglobeをリピートし続ける私は90年代から抜け出せない。

平成に置いてけぼりになりそうだ。

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