夜や暗いお店などで写真を撮る機会って結構あると思う。
誕生日会とか飲み会とか。
でも、「楽しいよ!インスタ映えだよ!」ってシーンは大抵暗い。照明が。
でも暗い場所でスマホを使って撮影するとこんな感じ。
- 真っ暗で何がなんだかわかんない
- 逆に不自然に明るく補正されてる
- 手ブレ&ピンボケ
何かアプリで編集したらいいのかもしれんけど、無料でダウンロードしても広告邪魔でなんだか使いにくい。すぐ飽きる。
カメラもいつでも持ち歩いてるわけじゃないし、そもそもいいカメラとか使いこなせんし。
…そんな人も多いんじゃなかろうか。いや、そうに違いない。
一眼レフでマニュアル撮影する私ですら、持ち歩くのは面倒だから飲み会とかではスマホに頼りっきり。
というわけで、今日は暗い場所でスマホを使って撮影するコツと、iPhoneの標準搭載「写真」アプリでの補正の仕方を紹介するよ!
Androidやインスタ等の他のアプリでも、大体の用語は同じなので応用できるよ!
あと変なお店だったのでそのお店の情報と、ついでに意中の人を口説くコツも教えるよ!!
目次
▼料理写真を撮る時のコツはこちら
撮影のコツ
光の当たり方を必ずチェック!
本当に真っ暗な場所だと難しいけど、どこかに一箇所でも光がある場合、必ず光がどこに当たっているかチェックしよう。
「写真=光」と言われるほど、とにかく写真は光の当て方が肝。
光の当て方は後から編集することが難しいから、撮る時に必ず意識しよう。
例えば、被写体の後ろに光源があると逆光になって更に真っ暗になってしまう。
光は正面から(順光)か、斜めから(斜光)当たるようにセッティングすべし。
被写体が動かせる場合は動かして、あとは自分が動いてベストポジションを見つけよう。
背景に余計なものが入らないように避けつつ、中腰だとか変な姿勢になっても気にしてはいけない!撮影の恥はかき捨て!!
ちなみに真っ暗じゃない限りフラッシュは不要。
できるだけ、薄暗い中での雰囲気を生かした写真を撮ろう。マナーもあるしね。
AE/AFロックを利用して暗めに撮影する
AE/AFロックとは
スマホのカメラは自動で明るさを調節(露出補正)して写真を撮ってくれる。(デジカメの「オート」モードも同じ)
画面全体が暗いとスマホが判断すると、カメラは「明るくしなきゃ!」と勝手に明るめに撮影してくれるのだ。
黒いものを撮影しようとすると、グレーがかって写ってしまうのはこのため。
逆に白いものを撮影しようとすると、カメラは明るすぎると判断して自動で暗めに撮影し、やはりグレーかかって写ってしまう。
AE/AFロックとは、そんな自動で変わってしまう明るさとピントを撮影前に固定しておくことができる機能。
最近ではコンパクトデジカメやミラーレス一眼などでも、液晶パネルをタッチすることで使うことができる。
AE/AFロックの使い方
スマホの場合は、まずピントを合わせたい場所を長押し。
そして、上下にスライドして明るさを調整する。
光が当たっているところが白トビして(真っ白になって)しまうと、後から補正できない。
オートよりもやや暗めに撮影し、後から編集するのがコツ。
とにかく、ピントを合わせたいところを指で長押し、下にスライドさせて少し暗くする!
(「目標をセンターに入れてスイッチ」のテンション)
ブレないようにシャッターを押す
▼突如始まったベリーダンスショー。さすがにこれはブレる。
ブレないように静かにシャッターを切ることは基本中の基本である。
まぁ、写真のように暗い場所で被写体が動きまくっているような状況では、もうリーサルウェポン・ひでんマシン05『フラッシュ』を使う他どうしようもないのだが…。
とにかく、手ブレとピンボケも後から編集することは不可能なのだ。
いかに静かにシャッターを切るか。徐かなること林の如く、動かざること山の如しである。
脇はしめる
撮るのも姿勢から。必ず脇をしめること。
脇の甘い人間には写真なんて撮れんのだ。
テーブルや壁が近くにある時は、腕や肘を固定するとなお良い。
何事も宙ぶらりんでは心許ないのである。
押す瞬間にスマホが動かないように
結局、シャッターを押した勢いでカメラが動いては意味がない。
そっと押すか、セルフタイマーを使って撮影し、衝撃を最小限に抑えるべし。
編集のコツ
iPhone標準写真アプリで、充分な補正ができる。
とりあえず、フィルタ等の特殊効果は置いておいて、暗いところで撮った写真の最低限の補正の仕方を紹介していくよ。
今回はこちらのマンゴージュースを例に編集してみたいと思います。
▼標準写真アプリのここから編集できる
「ライト」の方からいじっていきます。最後に少しだけ「カラー」も。
【初心者におすすめ】「ブリリアンス」で自然な明るさに(iPhoneのみ)
iOS10から追加された「ブリリアンス」は、iPhone独自の補正機能。
影になったところをいい感じに明るくし、自然な露出補正をしてくれる。
暗い場所での撮影の時はもちろん、写り込んでしまった自分の影をやわらげることも可能。
ただし画像の通り、最大値にしてしまうと、右上の白トビしているところが不自然になっている。
なので、不自然になる手前で止めるべし。
とりあえずカメラようわからんiPhoneユーザーはこれいじるだけでもOKだよ!!
「シャドウ」で暗いところを明るく
ブリリアンスがついていない場合、他のアプリやソフトでは基本的に「シャドウ」と言われる部分を補正する。
「シャドウ」をプラスすると、暗いところだけが明るくなる。逆にマイナスにすると、暗いところがより暗く補正される。
今回は、光の当たったところとそれ以外の影の明暗差が激しいので、暗いところを明るくしてもう少し写真を見せたいところ。
こちらも写真が不自然にならない程度に、プラス方向に補正しておこう。
「ハイライト」で明るいところを抑える
「ハイライト」はシャドウとは逆で、明るいところだけを暗くしたり、より明るくしたりできる。
光が当たって、明るすぎるところが目立つようであれば、少しマイナス方向へ補正しておきたい。
「露出」「明るさ」「コントラスト」でバランスを整える
慣れてきたらこの辺りもいじってみよう。
「露出」と「明るさ」は、全体の明るさを補正する。
露出はこんな感じ。やりすぎるとめちゃ不自然。
明るさは全体的に黒っぽくしたり白っぽくしたりして、柔らかく補正。
「コントラスト」では明暗の差をはっきりさせるかどうかを決める。
上げるとバッキバキ、下げるとぼっやぼや。
先ほどみたいに、シャドウとハイライトをいじって、なんだかのっぺりしちゃったな〜って時には、コントラストを少し上げると画がしまるよ。
「彩度」もいじるといい感じ
『カラー』の項目の中にある彩度も少しいじると、写真の印象がグッと変わる。
上げすぎるとハデハデバキバキになってしまうのだが、少し上げ気味にしておくと素材の色味を生かしたポップな写真に仕上がる。
逆に彩度を少し落とすと、ローキーでノスタルジックな写真ができるよ。ちなみに、最小にするとモノクロになります。
今回はオレンジを強調すべく少し上げて見ました。
完成!
▼真ん中のバーを左右に動かして、ビフォーアフターを見てみてね。
iPhoneの「写真」Appだけでここまで補正できました。
有料の細かく編集できるアプリも持っているけど、実はこのくらいの編集なら出来栄えに大差はない。
ちなみに全体的にいじった数値はこれくらい。
あまりいじりすぎなくてもOK。
白っぽいところや黒っぽいところが不自然な色になっていないか、元写真と見比べてチェックしながら補正するのが大事。
もうなんかめんどくさいなって人は、『ライト』とか『カラー』の文字をタップすると、全項目まとめて補正できるのでそれで適当にやってください。
▼スライドバーを左右に動かすWordPressプラグインはこちらの記事を参考にしてね
今回のお店『心の休憩室 ガルーバ』
今回は、『心の休憩室 ガルーバ』というオリエンタルな雰囲気かつ、ゲル(テント)ごとの半個室、そして大きな声を出すなという注意書きのある不思議なお店に行ってきました。
詳しくはこのお店を選んだiwakoさんが記事にしてくれています。
▼iwakoさんとズーイさんと、突然始まったベリーダンスショーに唖然とした様子が面白おかしく書かれています。
興味のある方はぜひ。暗いから合コンにもってこいだって別の友人が言ってました。やらしい子!!
おまけ:意中の人を口説き落とすコツ
興味があるものを見ると、人間は瞳孔が開く。
逆に、人間は瞳孔が開いている時、そこにあるものを興味があると脳が錯覚を起こすらしい。
つまり、薄暗い店に行き瞳孔が開いた状態で向かい合って食事なんてすれば……。
あとはわかるな?
というわけで、暗いお店で写真を撮ってデートをするの、オススメです!!みんなもたくさん撮ってみてね!!