潰れた会社から離職票が届いたってだけの話

「継続は力なり」ってブログにも言えることだってよ。

だからしばらく雑記でもなんでも毎日書く。

今日は先ほど帰ってきたら離職票が届いてた話でも。




離職票って受け取ったことある?

雇用保険に入って入れば、会社を辞めて2週間ほどで送られてくる離職票。
失業給付をもらうのに必要な書類で、もらったらハローワークに持って行って手続きしないかんやつ。ああ面倒くさい。

私が離職票を受け取るのはこれで3回目。

1社目の離職票のことまでは当然覚えていない。

ところが、2社目の離職票のことは多分一生忘れないと思う。

前の前の会社はクソだった

新卒で働いた1社目は業界自体が労働環境的にブラックだったんだけど、2社目に至っては人間関係的にブラックだった。

もうここでいかにクソかだったなんて今更語っても仕方ないんだけど、本当に驚くほど常識外れの人間の集まりだった。

パートの人間から経営陣まで。もうみんなグル。
信用して相談した人間に裏切られ、そこからまた歪められた噂が広がり、見事に村八分だった。

「やだみんな、私が頭良すぎて嫉妬してるんだわ!」
毎日そうやって笑ってたけど、確実に自律神経は狂って目眩と頭痛が止まらなかった。

とっとと辞めりゃよかったのに。でもそんなことに自分で気づけるのって辞めた後なんだよな。謎のプライドと戦ってしまいなかなか辞められないのは1社目でも2社目でも経験済。

結局、今回潰れてしまった3社目・超絶ホワイティ企業の求人をFacebookで見つけ、勢いで面接に飛び込み採用を勝ち取ったことで、ようやく退職の意を伝えることができた。

そこでもまた一悶着あったのだが、「もうこんな仕打ちまでされて、あと1ヶ月も働けないっす。」と捨て台詞を吐いて、光の速さでクソ会社とおさらばした。

その会社は離職票までクソだった

その3週間後、少々遅めに届いたのが件の離職票だった。

一部しかお見せできなくて残念だが、酷い有様だった。

ぐちゃぐちゃっと書かれた離職票。最後の最後まで嫌がらせをしてきたのは明らかだった。
ハローワークのお兄さんすら、「これは酷いですね…」とドン引きだった。

(今までのことを労基に訴えてやる!と、この離職票の写真を撮っておいたり、理不尽に呼び出された時の会話を録音しておいたりしたのだが、いざ辞めたらもうどうでもよくなって結局お蔵入りとなっていた。今回こんなところで日の目を見ることになろうとは。)

それにひきかえ今回の離職票は…

そして先ほど、今回の離職票の封筒を手にした瞬間、そんな過去の嫌な思い出まで一気に思い返されたというわけ。

でもその次の超絶ホワイティ企業では本当にいい思いをさせてもらったし、仕事なのに仲間に恵まれて本当に楽しい日々だった。
潰れるとわかっても誰も会社に恨み言を言わず、感謝の気持ちで円満退社した。あぁ、もうこれこそ語りだしたらきりがないので辞めておく。

とにかく。

まぁ今回はさすがに封筒の中には普通の書類が入っているだけよ。
事務的で無機質な書類とホワイティでの楽しかった思い出との対比がなんだか寂しいなぁ〜。

なんて思いながら開封し、書類に目を通した。

1枚目、「書類送付のご案内」と書かれたA4の紙が入っており、やはり事務的な文章で同封書類について記載してあった。社長の奥さんが作ったものである。

しかし2枚目には、「失業手当給付手続きの流れ」というA4の紙が入っていた。これもハローワークが作ったものではなく、社長の奥さんが作ったようだった。

そこには私たちがこれからどこのハローワークに行けばよいか、その際に必要なものや手続きの流れ、失業手当の給付日数まで、丁寧な説明があった。事務的ではなく、いつもの柔らかい文章で。
私が該当するところには蛍光ペンで線を引いてくれており、最後の最後まで社長夫妻の温度を感じずにはいられなかった。ってめちゃ大袈裟か。

確かに今回は会社都合での退職ではある。
でも、前が前だっただけにね。ホワイティは離職票までこうも違うのか無駄に感激してしまった。ほんと大袈裟。

そして最後には

あとは「離職票本体も綺麗に書いてくれてるなぁ…」とか思い、パラパラ書類をめくっていった。

そして最後、職業訓練について書かれたハローワークからの資料と共に入っていたのがこれ。

ランニングマシンの取扱説明書。

思い返せば最終出勤日。

事務所にあるものはほとんど処分するので持って帰っていいよとのことだった。
なので、私は図々しくもモニターやらマウスやら椅子やらと共に、社長が趣味で置いていた(使ってるところは見たことない)ランニングマシンを車に積みこみ、同僚男子たちに自宅まで運んでもらって持ち帰っていた。

そのランニングマシンの取扱説明書が、後になって社長の自宅から出てきたんだろう。
説明書だけ、時間差で手元に届いたのである。

私は大爆笑した。

事務的で無機質なはずの離職票が、一気に2週間前まで当たり前にあった日常の思い出まで蘇らせた。

みんなでゲラゲラ笑いながら運んでもらったランニングマシンのことを思い出して、私はまた一人でゲラゲラ笑った。

もうほんと、泣きながら笑った。

ランニングマシン、大切に使いますね。
まだ2回しか使ってないけど。

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