ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』、劇場でご覧になっただろうか?
「見た見た!」って人
「見てみたいと思ってたうちに結局見ないまま」って人
「あんまり興味なかった」って人
いずれの人も、DVDで改めてもう一度チェックしてほしいポイントがたくさんある。
是非ともDVDを観る前に一度チェックしてほしい。
今までにない迫力の歌・ダンス・カメラワーク
ミュージカル映画だから当然歌う。踊る。
まず、歌のビート感がどれも半端じゃない。
予告編でお馴染みのオープニング曲『The Greatest Show』のイントロからもうこちらはワクワクニヤニヤ。
キャッチーなメロディで一度聴いたら離れず、歌詞はどれも美しく、映像とマッチしたリズムで、『ミュージカル映画の美味しいとこ尽くし』を堪能できる。
音楽とマッチした映像がとにかくもんのすごいのだ。
グラスを置いたり、お酒を注いだり、そんな音が音楽の一部になっている。
知らないうちに音楽が始まっているのだ。ワクワクが半端じゃねぇ!!
キャストの動きやダンスに加え、カメラワークもめちゃくちゃ大胆で迫力がある。
まさに、目の前でサーカスが始まったみたいで感動する。
その魅せ方はまさにミュージカル映画の最先端。大胆で、極彩色で、19世紀が目の前にやってきたようである。
これは大きなスクリーンで見られて本当によかったとさえ思う。
女性たちが美しすぎる
主人公バーナムの妻・チャリティ、歌姫のリンド、人種の壁に苦しむアナ、そして髭女のレティ。
それぞれ悩みの種類は全く違うけど、皆堂々としていて、歌やダンスが美しすぎるよ。
女性だけ切り取るのってあんまり好きではないけど(美しい男性もいるしね)、やはり目が離せなかったのは凛と生きようとする女性たち。
▼リンドの歌う『Never Enough』。美しく力強い歌声と表情に目が離せない。
レティも、髭が生えた女性なんだけど、サーカスで仲間を得て、差別に負けず力強く生きて行こうとする姿が美しい。ファルセットがサイコーに心地よいよ!!
ザック・エフロン相変わらずかっこよすぎ
実は洋画にもミュージカル映画にも全く詳しくない私。
でも、見るミュージカル映画によーく出てくるのが、フィリップ役のザック・エフロン。
『ハイスクール・ミュージカル』の主人公・トロイ役、『ヘアスプレー』のリンク役。
どちらも痺れる歌とダンスだった…マジイケメン…。
高校生のザックもかっこよかったけど、今回は大人の魅力溢れるフィリップ役。
地位も名誉も捨てて、身分も人種も違うアナと恋をして。
本作の見どころは、この2人のラブストーリーでもある。
是非ムズキュンしてほしい。
▼2人が歌う『Rewrite the stars』
この歌のカメラワークとロープを使ったアクションがめっちゃすごいから。
二人の気持ちの揺れ動く様が、全身とフィールド全部を使って表現されてる。
ついたり、離れたり。アナの気持ちを表してるよね。目を奪われたよ。
ザックのカッコよさと歌声はもちろん、彼の成長にも注目。
偏見や差別を気にするな
▼レティが歌う『This Is Me』はこの作品の”テーマソング”とも言える
舞台は19世紀、まだ人種差別も色濃く残る時代。
マイノリティは差別され、隠れて生きなければならない。
しかし、レティが歌う『This Is Me』では、ありのままの自分で戦っていく姿が歌われている。
ソウルフルなレティの歌声には、苦しんだ者の強さと戦う覚悟が力強く表れている。
「これが私」
どんな自分でも戦える。勇気をもらえる曲である。もうほんと、泣くわ。
そして、自分と異なる隣の人を尊敬しよう、と思えるのである。
みんな違って、みんないい!!
▼『This Is Me』の製作前のセッション動画がこれまたやばい!!
映画館でもDVDでも、何度でも見たい!
『ヘアスプレー』の記事でも書いたけど、個性溢れるキャラたちそれぞれが活きたミュージカル映画。
他人と違うって素晴らしい。
個性が爆発して、みんなが主役になれるのがミュージカル映画ならではの良さ!
また、家族の幸せとは何かという物語でもある。
可愛らしい姉妹と、妻・チャリティとの家族関係にも注目。
というわけで、みんなにも是非『グレイテスト・ショーマン』を見てみてほしい!
▼Blu-ray
▼4K ULTRA HD + Blu-ray
▼なるみさん(@naru28_)の記事はどれもわかりやすいので是非併せて読んでほしい!