iPhoneを使い始めて9年。3GSから1〜2年ごとに替えてるから5台目くらい。
AppleにはiPod miniからお世話になってるのでApple歴は14年くらいである。
えっ怖…。信者かよ…。
そして今年遂にPCもMacBookProになったので、これで立派なAppleの犬ですどうもありがとうございました。
とはいえ、まだ魂売ったつもりはないんだよなぁ…。いや、何と闘ってるんだよって話だけど。
さて、iTunesを開くと時々出てくるアイツ。
AppleMusic。
「3ヶ月もタダよ。どう?」って誘ってきやがる…。
どうせこの3ヶ月という長さも撒き餌なのはもう私は学んでいるのだ。
てかAppleだったらそんな余計な広告しつこく出してくるんじゃねぇよ…シンプルイズベストだろ…ジョブズ泣くぞ。
と思ってあの画面をスルーし続けてきたが、バカなのである日突然「3ヶ月くらいいっか」とか言って気まぐれでトライアル登録した。
さて、私はまんまとこのまま課金してAppleの犬に成り下がるのか、それともキッチリ3ヶ月でダウンロードした曲諸共おサラバできるのか。って話。
目次
AppleMusicの良いところ
月々980円で音楽聴き放題
学生なら月々480円。
家族で共有するなら月々1,480円で6人まで利用できる。
3ヶ月はトライアル期間のため無料。
曲数は約4,000万曲
数だけ言えば他の音楽配信サービスと変わらない。
邦楽も結構入っている。ジャニーズとか星野源はないけど。
他の音楽サービスの比較としては、好みのアーティストが入っているかっていうのと付加機能で選べばいいんじゃないかな。
例えば、LINEミュージックなら友達とシェアしたりLINEの着信音にできる。レコチョクは国内アーティストのラインナップが多い。
私みたいにApple製品が多いと、iTunesに元々入っている音楽とシームレスに聴きたいとか思っちゃうので、私は月額払うならAppleMusic…。はぁやはり犬か…。
元々iTunesに入れてた曲と合わせて聴ける
iCloudミュージックライブラリをオンにすると、クラウド上で音楽が管理されるので、PCからiPhoneへいちいち同期しなくても良い。
定額にしたらたくさんの音楽を聴くようになるから、まぁその方が楽でいいよね。
AppleMusicの残念なところ
解約したら消える
ダウンロードし放題じゃなくて聴き放題でしかないから、音楽が自分のものにならない。
980円月々払っても、解約したら全部パー。
大事に大事に、CDをインポートして音楽データをiTunesの中に積み上げてきた身としては、なんだか寂しいものがある。
本や雑誌と違って、音楽は何年おいても色褪せない。私は大事に溜めておきたい。
iCloudミュージックライブラリがなんかややこしい
プレイリストがうまくiPhoneに同期されなかったり、消えてしまったりと、iCloudミュージックライブラリとやらをオンにすると、クラウドで管理する代わりに今まで有線で同期していた時とは勝手が違ってくるらしい。
なんか私も新しく作ったライブラリが同期されなくて不便だった。一旦PCとiPhoneで「iCloudミュージックライブラリをオフ」にして、有線で同期して、またオンにする…という手順で解決できるらしい。
この辺りのトラブルはちょっとググればたくさん出てくるのだが、そこまでわかりにくいネーミングとインターフェイスっていうのもどうかと思うぞ。ちゃんと説明して!
Appleは直感的にわかるデザインが売りなんじゃないのかよ!ジョブズ泣くぞ!
iTunesStoreとAppleMusicは違う
これぞ!って曲はAppleMusicにはなくて、でもiTunesStoreでは250円で売ってたりして。
なんだ〜結局全部が全部聴き放題じゃないんじゃん〜って気持ちになってしまう。
まぁそりゃあなんでも聴き放題じゃ商売あがったりなんだけどね。じゃあ結局980円分もAppleMusicに入ってる曲ばかり聴くか?とは思う。それだけでは物足りない。なーんか魅力が中途半端。
CD買わない時代くるんじゃね
雑誌と同様に、音楽も定額サービスがこれから浸透していくんだろうな。
もうCDは高い(と感じてしまう)。しかもどうせ買ってもデータに落とし込んだら終わり。
ジャケット写真や歌詞カード、握手券などの付加価値をつけないともう売れない。円盤には大した価値などない。
そして、その付加価値を必要とするのはファン達だけ。
ちなみに、星野源のCDには毎回豪華なMVやドキュメンタリーを収録したDVDがついてくる。この場合はもはやCDの値段を超えている…と思えるので毎回予約して購入する。
しかし、音楽というものは万人に開かれたものであるからして、ファン層よりも「ファンじゃないけど聴きたい層」の方がはるかに多い。
この層はもうCDの付加価値については必要としていない。つまりCDはもう買わない。
ひと昔前はファンじゃない層もCDを買っていた。でも今はもうCD以外に聴ける手段が多すぎるのだ。ファンじゃないのに高いお金を払うのは「コスパが悪い」のだ。
しかもその人達も、他の大好きなアーティストのCDを買わなくてはいけないかもしれない。余計な出費やかさばるCD自体を増やしたくないだろう。
これじゃあCD売れんわ。
「ファンじゃないけどなんとなく聴きたいな〜」と思ったら、定額で好きなだけ聴ける手段があるんだもんね。
とはいえ、そもそも私だって昔からCDは買うよりレンタルする方が多いけど。データをひたすら溜めていきたい人だけど。
でも、月額いくらでなんとなーく曲を垂れ流すくらいなら、本当に好きな曲だけ選んで聴き込んでいきたいとかいうのは綺麗事すぎるかね。
CDを手にとって選ぶ時のワクワク感とかなくない?歌詞カード開いて見る時のあの感情は?大事なCDは何度もリピートしたよね?
まぁこれだけ配信サービスや、下手すりゃ公式YouTubeでも聴けちゃう時代だからね、つい検索しちゃうのは正直あるけどね。
さぁ3ヶ月後どうなるか
では3ヶ月で、この中途半端な便利さに私は月々980円払おうという気持ちになるのか。
一度払い出したらやめられないぞ。やめたらそれまでの月々980円がパァになるからね。
できれば好きな音楽を積みあげていきたい。CDを手にとっていきたい…。
毎月1000円で10枚CDレンタルした方が、都度印税も入ってアーティスト応援できてる気もするし。
とか言って、ガンガン使ってる。ヤバイTシャツ屋さん聴いてる。ありがとうAppleMusic。(葛藤)
3ヶ月後にしっかり980円払ってたら笑ってやってください。