矢沢あい作の少女漫画「ご近所物語」の主人公・実果子は、落ち込んだり自分を変えたいと思うとピアスを空けたりド金髪にしたり、思いっきりイメチェンをして自分を鼓舞するという癖があった。
私も好きな漫画だったけど、最近自分も似たような癖があることに気づいた。真似したわけじゃないぞ。
というわけで今日は人生の転機でイメチェンしてきた私の話。
今回は「無職になったから」
会社に属さずにいろんなことしてみたいなぁと漠然と思っていて、ブログもその一つだったりするんだけど、今回も新しい人生の転機がきたと思っているわけ。
なので今回は手始めに新しい美容院に行って、初めて髪全体にブリーチしてから明るいカラーを入れた。
香水も新しく買った。香りを変えるのもイメチェンだよね。
あと新しい服買ったりもしてる。
他にも見た目だけじゃなくて、MacBookPro思い切って買ってみたり、今まで出かけたことないところ出かけたり、習慣を変えてみたり。
今のところこれは途中で、まだ変えたいところはいくつかあるんだけどね。
でも「作業環境整えるのはまぁわかるけど、見た目変える必要なくね?」って思う人もおるよねきっと。
「なんで無職なのにそんな金使ってんの?」て思う人もおるよねきっと。まぁそれは私もそう思うわ。
私は社会人デビューだった
そもそも私は子どもの頃から太っていることがコンプレックスで、おしゃれに興味があるけど自分ではしてこなかった。
地味な服ばかり着ていたし、ずっと垢抜けなかった。
結局社会人になった時に私生活で少し変化があり、自分もいい加減ちゃんとせんとな〜とか思ったのがキッカケで思い立ってイメチェンをした。
その時にしたイメチェン一覧
- メガネをコンタクトに変えた
- ジムに申し込んだ
- 就活以外で初めてヒールを履いた
- 髪を巻くようになった
- 服の系統をガラっと変えた
- デパートで化粧品一式揃えた
これら全てを1ヶ月の間で一気に実行した。
今までマウンテンパーカーにトレッキングブーツ履いてた山に登れない太ったエセ山ガールが本物のガールになった。
行きつけのバーのおっさんたちには「男みたいだったのに女になったなぁ」と言われた。セクハラっぽい。
一度に見た目を変えたことで周りの反応が面白かった。
何より自分の中で新たに「ファッション」という趣味が追加されたということも楽しかった。
少し痩せればまた少し思い切った服も着られたので、どんどん気持ちも明るくなっていったしたくさん外に出かけるようになった。
まさに自分バージョンアップしたった!みたいな気分。
そうすると今までできなかったこともできそうな錯覚に陥るんだよね〜単純〜。
イメチェンする時のポイントは「一気にやること」。
全く違う自分になったみたいで楽しい。気分はコスプレ。
みんなもやってみなよ。
新しい自分になりたい
私は、環境が変わるとその都度自分も変化していきたいと思うタイプらしい。
これって失恋したら髪を切るのに似ている。
トカゲの尻尾のように、過去の自分を切り離して前に進もうとする。
ただ、私の場合自分のことが嫌いってわけでもないので(自分大好き!)、「もっとイケてる人間になりたい」みたいな成長意欲がメラメラなんだと思う。意識高ェな!
あとなんでも形から入るタイプっていうのもある。新しいこと始めるならまずはキチンと準備は整えたい。
(ただし形さえ整ったら満足してしまうところもある。それを証拠に我が家には何かを作ろうとした何かしらの材料が大量にある。)
社会心理学でいう「印象管理」
誰かのためにオシャレしてるわけじゃない。
自分がオシャレするの好きだからオシャレしてる!とは思ってる。
「べ、別にモテたくてオシャレしてるわけじゃねーし!」
っていう人も多いでしょう。逆もまた然り。
でも結局外見って自分では鏡でしか見られなくて。
普段は他人が見るものだからね、突き詰めればやっぱり「他人に見られるから」外見は整えてるところあるでしょ。
要するに、人は無意識に「他人によく思われたい」って思ってるってことだと思うのよ。
人の第一印象は視覚情報の影響が一番大きいって言うしね。
「いやいや、イメチェンするのは自分が楽しいからだし!他人のためじゃねーし!」
でもそれって結局他人が何も気づいてくれなかったら意味ないわけよ。いじけるわそんなん。
変化を好む人はもちろん、変化を好まない人も結局は「誰かにどうこう思われたい・思われたくない」という心理から。
別に見た目で判断してほしいわけじゃない。
けど、私ももしかしたら「新しい自分です!よろしく!」って誰かに見せたかったのかな。
自己顕示欲の表れか結局
もしかして実果子も誰かに気づいて欲しかったんじゃないの。
まぁそこまではいかなくても、ファッションで気分を上げる女の子って結局誰か見せたい人がいるからなんだよね。身近な人だったり街中の人々だったり。
他人が果たして可愛いと思うか、っていうのは別だよ。
自分が可愛いとかかっこいいって思うベストなファッションで外に出ていきたいと思ってる。
時には個性ガンガンだして、時には男ウケぶりぶりに狙って。
社会の中で私はここにいるぜって言いたい。みたいな。
私だって無職だけど、ここでまた頑張るぜって言いたい。
完璧な装備で自分の気持ちにブーストかけて新生活突っ走るよ。
だから来週ピアス開けます。実果子の真似じゃないってば!